憧れのショカーリョ奏者でSalgueiroのショカーリョヂレトール・Markinhosが同い年で、生まれた日がちょうど30日しか変わらないというのを最近知って、勝手に運命感じてます、みなみです。
昨日ちょっと怖い体験をしたので、リオはやはり楽しいだけの場所じゃないんだよってことを知ってもらうために(いや、もうご存知だとは思いますが)、書きます。
あ、怖い体験って、ホラーじゃないですよ(笑)
昨日の17時前ごろ、用事に行くためにバスに乗ろうと思い自宅最寄りのバス停へ行き、1人でベンチに座って待っていました。
1本のバスが目の前で止まりかけました。と、降車口が開いて、そこには半ズボンにビーサン姿の10代前半の黒人の少年たちがいて、何やら口々に叫んでいて。あ、ヤバいやつやこれ、と思って咄嗟に立ち上がるのと、バスが止まって少年たちが降りるのが同じぐらいのタイミング。
3人ぐらいがサッと近づいてきて、わたしの肩かけかばんに手をかけました。かばんを肩にかけつつ抱えこんで持っていたのと、怖くて体が強ばっていたのとで、引っ張られたけど一瞬引っ張り返す形に。
すると、バスが発車しかけて、仲間の声で少年たちはかばんを諦め、慌てて再び降車口にダッシュ。本当はそこで降りたくはなかったようで、そのままバスに乗って行ってしまいました。
時間にすると、実に10秒もないぐらいの出来事。
結果、わたしは何も盗られず、外傷もなく(軽く足踏まれたぐらい)、無事でした。
バスに乗っていて強盗に遭うという話はちょくちょく聞いていましたが、バス停で待っているだけでもこういうリスクがあるという意識は薄かったので、いい教訓になりました。
幸い何もなく済みましたが、彼らがナイフでも持っていたら、抵抗した瞬間やられていたかもしれません。
「抵抗しない」って、咄嗟には意外に難しいものなんだなぁとも、今回わかりました。
詳しくは忘れましたが、リオでは毎日相当な数のバスが強盗に遭っているそうなので、逆に今まで1回も遭ってないのは運が良い方かもしれませんね。今一度気を引き締め直して、できるだけリスクを避けた移動方法を選ぼうと思いました。
ま、起きる時は起きてしまうのでしょうがないんですけど。
それにしても、彼らのような見た目の子たちをVilaでしょっちゅう見ているので、事が去った後には、怖さや怒りよりも、悲しみというか、複雑な気持ちが残りました。
本当にこの国は、難しい国です。
みなみ