11か月の留学を終え、帰路についているみなみです。
現在経由地オランダ。
ついに2017年のカーニバルが終わりました。
わたしにとって初めてのカーニバル。
夢だったSambódromoでのdesfile。
本当に叶いました。
先週の月曜日に衣装の引換券、水曜日に衣装をもらって、無事に出場できることが確定。
といっても、実はこの衣装配布日にもらえたのはズボンだけで。あとのパーツはなんと全て当日配布だったのです。
理由は、desfileの様子をご覧になった方はお分かりになると思いますが、衣装の大部分にLEDが付いていたから。事前に配布すると本番前に壊しちゃう人が多そうだからでしょう(笑)
靴も、今まで使っていたピカピカ靴とは別の、ハイカットピカピカ靴に。
で、そのLEDがまぁ眩しくて。それを軽減するためもあってかサングラス着用だったんですが、演奏してるとこれが汗で曇る曇る(笑)
さらにLEDのバッテリーが入ったバッグを肩がけせねばならず、片方の肩は血がめぐらない状態に(笑)
そういう要素が重なり、緊張もあり、実はdesfile前半気を失いかけちゃって。
Sou da Vilaが終わって(尺の関係でKizombaはとばされてしまった…)今年のエンヘードが始まって、2周目ぐらいまではちゃんと覚えてるんですが、その後しばらくの記憶がはっきりしません(笑)
何周目かでキメが出たときにハッと目が覚めたようになって、そこからはなんとか大丈夫でした。
いやぁ、いろいろあるもんだなぁ、アクシデントが。ほんとはもっとパレード中のこと書きたいんですけど、いかんせん記憶が…必死だったことしか覚えてません、ほとんど。
でも、降るかと思っていた雨は降らなかったし、ミスもなく最後までやりきれたので、本当によかった。
ゴールした後に摩周さんの顔を見て、そこで一気にホッとしたというか、張りつめていたものが解けた気がしました。
こうして、摩周さんやMangueirinha、Trambique先生周辺の方々、ショカーリョのお姉様方等々(書ききれない!)に支えてもらって、Vila Isabelというエスコーラに入れてもらえて、desfileに出させてもらえて、夢が叶ったのが本当に幸せです。
けれど不思議なもんで、今思い出すとカーニバル本番よりもエンサイオとかメンバーと雑談してるときとかの記憶の方が強烈に残ってます。(本番は記憶飛んでたからかな笑)
改めて、温かい人たち、温かいコミュニティに恵まれたなぁと思います。
さぁ、そして今結果発表を前にして日本に帰っているわけですが、ブラジルを出たという事実がまだ受け入れられていません(笑)
この11か月は早かった、とは思いません。ものすごく大変で、ものすごくいろんなことがあって、ものすごく楽しくて、濃〜い11か月だったので、まるでブラジルに何年も住んでいたかのような感覚になって。離陸するとき、故郷を出るような気持ちがして涙が出ました。機内で1人、ボロボロと(笑)
でも、絶対また戻ってこようと心に決めました。
さて、ついにこの「ブラジル留学記」もこれで最後となりました。リオで出会った日本人の方から第一声に「ブログ読んでます」とおっしゃっていただくことが多くて、嬉し恥ずかしでした(笑)。応援していただきありがとうございました!
日本に帰ってからも更新していこうと思いますので、引き続きご愛読いただけると嬉しいです。よろしくお願いします!
みなみ