ものの5分のうちに2匹の蚊を葬りました、ごめんね。みなみです。
やっと暑くなってきたので蚊もこれから本領発揮してくることでしょう。
Escola de Sambaって、町内会の集まりみたいなもんなんですよね。コムニダーヂ。
ご近所さんたちが集まって、1年かけて大きなお祭り(カーニバル)の準備をしているようなかんじ。
話には聞いていたけれど、Vila Isabelにエンサイオに行き始めて、あぁ、ほんとに町内会なんだなぁと感じることが多々あります。
この前の金曜日、早めに着いたのでおつまみの盛り付けを手伝ったとチラッと書いたんですが。
ハムやらチーズやらを小綺麗に並べたおつまみのことをmesa de frioと呼ぶそうです。Deiseというおばちゃんに「やり方知らないの?」って聞かれて「やったことない」というと、すべて指示してくれたので、それに従いいろんなパターンで綺麗に盛りつけていきました。
後から来た女の人も、何の指図もなしにどんどん別のmesa de frioを綺麗に作っていきます。コムニダーヂの女性はみんなお母さんから習うんでしょうか。
真ん中のハムとチーズのお皿がmesa de frio。
こういうの、摩周さんはやったことないんじゃないかなぁ。女の子だから体験できる一面だろうなと思いながらハムをくるくるしてました(笑)
すると10歳前後の男の子が入ってきて。
Deiseが「この子どこの子や?」と聞いて、近くにいた男の人が答えると、「あぁ、あの○○さんとこの子か!大きぃなったなぁ!」と。
(実際は当然ポルトガル語なんですけど、脳内再生すると勝手に関西のおばちゃん口調になってしまうのでそのまま書いちゃった笑)
こういうのって、コムニダーヂならではだなぁと。やりとりを聞いているだけであったかい気持ちになります。みんな見守られて育ち、次の世代を見守っているんだなぁ。
Vilaに入る前は、サンバをやっている人たちはみんな超人のように思っていましたが、そうでもないです。みんなそこで育った○○さんとこの誰誰。Mestre Wallanでさえ、Deiseにはあれこれ何でも指図できないようで(笑)
みんな人間なんだ、と微笑ましくなります。
ご近所さん同士で一緒にクアドラに向かって、お母さんたちは食べ物を用意して、男たちはビール片手にくっちゃべり、子どもから大人まで集ってカーニバルの練習をする。その様子はまるで、地元の夏祭りでお神輿を担いだり盆踊りを踊ったりする準備さながら。
地球の裏側なのに共通するものを感じて、なんとも懐かしさを感じました。
こういう伝統は、いつまでも続いてほしいですね。
みなみ