ブラジル留学記〜Kizomba é a Vila!!!〜



今日でブラジルに来て半年になります、みなみです!早いもんだ…




7日、Vila Isabelの2017年のエンヘードと第二ポルタバンデイラが決まりました!!

本当は家に帰ってすぐ速報!ってブログ書こうかと思ってたんですけど…
力尽きて、気絶。(笑)




いつもそうですが、またも非常に思い出深い日になりました。書きたいことが多すぎる!




Wallanからバテリアメンバーに、いつもより早めに来るようにとのアナウンスがあったので、20時半頃クアドラに着いたものの、やっぱり他の人は全然来てなくて。


奥の部屋でショカーリョメンバーのDeiseというおばさんがおつまみをお皿に盛る作業をやっていたので、暇だし手伝うことに。
いろんなことをくっちゃべりながら(わたしは主に聞き役ですが)ハムやチーズなどをひたすら並べていると、いつの間にか21時半。

ちょうど作業を終えたタイミングでWallanが入ってきて、ミーティングをするからと追い出されました。



このときはまだガラガラな状態。



Camarote(特別席という意味)のバテリアゾーンに向かうと、それぞれ食べ物を持ち寄ったショカーリョメンバーたちが集結していました。



そこからSuelyについてステージ裏に行くとバテリアメンバーがたくさんいて、みんなでstroganoff(日本で一般的なストロガノフとはものがちがいます)とデザートをご馳走になりました。




その後はCamaroteに戻り、やっとこさ始まったパゴーヂを聞きながらビール片手に談笑。

ここがCamarote。強い女たち。



徐々にお客さんも増えてきて、気づくと0時近く。



ヂレトールの指示でゆるりとステージに移動し、やっとバテリアショー開始!



ヘピーキの長めのソロ(どう叩いてるのかわけわかんないぐらいめちゃくちゃかっこよかった!)で始まり、全員が入るとお客さんたちは大盛り上がり。
エンヘード&ポルタバンデイラ選考会最終日ということで、いつになくお客さんが入ってたんですよね。

A quadra tá lotada!!!

続いてSou da Vila, Não Tem Jeitoから何曲か有名どころを演奏したあと、ポルタバンデイラ選考が始まりました。

今回踊った曲は2016エンヘード。リオに来た当初聴きまくっていたこの曲、初めて演奏できて個人的に感慨深かったです。
幾度か前のエンサイオのときに動画を撮っていたおかげで、desenhoも混乱せずにできました。


演奏していたのであまりちゃんと見られなかったけど、踊る候補者をちらちら見ててもやっぱりみんなすごいなぁ、上手だなぁと思うばかりで。


最終審査をしている間だったかな、タイミング忘れましたが、Rainha da bateriaのSabrina Satoも登場しました!
日系の血が入っている彼女。登場したときにはショカーリョメンバーから「ほら、あんたの親戚だよ!」とからかわれました(笑)
写真撮りたかったのに、男たちがステージ前方を占領してて無理だった…



そうして結果、1番最後に踊った候補者の方が第二ポルタバンデイラに決定!
エスコーラは町内会みたいなもんなので、友だちだったり親戚だったりが候補に出ていて、バテリアたちの中でも一喜一憂があって面白かったです。



そういえば、今回は他エスコーラの重鎮もたくさん見に来ていて、Mestre da bateriaたちがWallanに挨拶に行っていました。
SalgueiroのMestre Marcãoが目の前を通ったときに、わたしを見るとなぜか「あっ」と反応して、ほっぺをふにっとされました!毎週のようにSalgueiroのショーに通っていたの、見られていたのかなぁ。息子(Markinhos)に近づきたがる日本人として?(笑)こ、光栄です…




さて、お次はエンヘード選考会。
この時点でもう、たしか2時半ぐらいだったような。


候補に残った5曲を、1曲につき30分ぐらいずつ演奏していきました。
これが結構疲れる!キメもまだ決まってないので、中ビスまでひたすら振り続けるのを何周も繰り返し。
途中から他エスコーラの人も演奏に入ってきたりして、わりと自由なかんじだったので、みんな休みつつやっていました(わたしは意地で全曲演奏)。

曲の合間にJonattとMangueirinhaをパシャり。2人ともいい笑顔。




結局5曲目が終わったときには6時を過ぎていました。


そこから審査をしている間さらにバテリアショー。体力あるなぁみんな。



そうしてやっと、結果発表。


バテリアメンバーからわりと期待の高かったMacaco Brancoの名前が第3位で呼ばれると、少しステージがどよめきました。

見事2017のエンヘードに選ばれたのは、Artur das Ferragensらの作品。"Ôô, Kizomba é a Vila!!"のフレーズが印象的なかっこいい曲です。
口頭発表ではなく、Igor Sorrisoが歌い始めて1位がわかった瞬間、Arturサポーターもそうでない人もワッと沸き上がりました。


その瞬間はこちら(Igor Sorrisoのチャンネルです)



これから何度も練習してカーニバルで演奏することになる曲が決まる瞬間に立ち会えて、感動です。



結果発表からそのまましばらく選ばれたエンヘードの演奏が続いて、最終的には演奏しながらクアドラの外まで出て行く…という流れだったんですが、わたしはわりと限界で昼からも用事があったので、Titoが帰るタイミングで一緒に帰りました。
外に出るともう明るくてびっくり(7時前ですからね笑)。


クアドラ前での演奏も楽しそうだったなぁ、ちょっと残念。





今回は大きなハプニングもなく…
いや、あったわ。

ヂレトール台の脇に置いていたショカーリョケースがいつの間にか消えている事件(笑)

買ったばかりなのにと焦りましたが、なぜかその後Camaroteで発見。誰かが間違えて持って行ったみたい。着替えの服とか入れてたけど全部無事でした。なんとも人騒がせ。





いやはや、長く濃い1日でした。
この文章も長いこと。





ほんとはもっと書きたいこといっぱいあるんですけど、とりあえず今日はこの辺で。





みなみ


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