ブラジルは昨日からサマータイムが始まりました。これから2月までずっと、日本とは11時間差が続くことになります。
初めて経験するサマータイムがすごく不思議なかんじ!みなみです。
やっとリオのイメージらしい気候になってきましたよ。
初夏!ってかんじですね〜。
これは数日前に撮った写真なんですが、ただ今はもうすでに真夏!ってぐらい暑くなってきましたが(笑)
さて、ところでVila Isabelの2017年のテーマについて。
“Som da Cor”(色の音)というテーマなんですが、それだけ聞くとちょっとニュアンスが難しいですよね。皆さんはどんな解釈をしますか?
わたしが初めてその言葉を聞いたときは、「カラー・オブ・ザ・ウインド」(ディズニー映画の『ポカホンタス』の挿入歌で、「風の絵の具は何色〜」っていう曲なんですけど、メジャーなんでしょうか…?)みたいな、ファンタジックで詩的なかんじかと思ったんですが。
ブラジル人(サンバ関係者でない)の友だちにテーマの言葉だけを話すと、「なるほど、(ブラジルでいう)黒人の音はサンバのリズムだもんね」と即答。
実際、新しいエンヘードの歌詞を見てみると、「レゲエ」や「タンゴ」、「ソウル」と、黒人文化にルーツを持つ音楽の名前が出てきます。
そうか、そういうことかと感心すると共に、そういう解釈にすぐに至るのにびっくりしました。
だって、民族によって特有の音楽を持っていて、例えば日本には邦楽や雅楽があるわけだけれども、それを「黄色人種にルーツのある音楽」なんていう風に考えたことは、わたしは一度もなかったんです。
たぶん、ブラジルのようにいろんな人種が入り混じった国(日本も今では多民族国家と言われますが、比じゃありません)では、「色」というと肌の色、という発想が日本人よりもよっぽど強いんでしょうね。
改めて、肌の色による問題の根深さと、黒人たちの誇りを感じました。
しかし、これをカーニバルでどうやって表現するんだろうなぁ。どんなアーラがあって、とか凡人のわたしには想像もつきません。
なので余計に本番が楽しみです!
みなみ