Mil e uma noites

日曜日、午後

青い服を着た人が沢山。
そういえば今日はVilaのクアドラで何かショーがあるって言ってたなぁ、けど誰が来るか分かんないしなぁ、と近くのショッピングモールで長袖を買いたかったのでスルー。

3月は少し肌寒い日が続き、4月に入ってからまた蒸し熱さが若干戻ってきたが、学校のクーラーが強烈なので上に羽織るものか温かめな服を買おう買おうと思っていた。
店員「いらっしゃい、この店のカード持ってる?10%オフにできるけど作る?」

僕「持ってない。作るの時間かかるでしょ」

店員「いやいやCPF(納税者番号)持ってたらすぐ終わるよ!」

僕「あるけどパスポートとかは持ってないからね」

店員「CPFだけよー。すぐよすぐ!」

僕「じゃあお願いします」

店員「オッケーこの子に引き継ぐわね」

店員その2「はーいじゃCPF見せて-」

僕「はい」

その2「身分証明書もお願いねーパスポートとか」

僕(やっぱりいるんじゃん)

いつもこうだ。

ただこの種の出来事でイライラすることが少なくなった。2月と3月に一回ずつ発狂してから余裕が少し出てきて、近頃は精神的にも落ち着いているように思う。学生証じゃ駄目な理由がよく分からなかったがブラジル人がパスポートと言うのならパスポートが必要なのだろう。はいはいーまた今度お願いねーと言って服を物色。
シンプルなものを探すも、胸にでかでかと“容易な”と英語で書かれたものや、“私はロシア語が下手!”と書かれたものばかりでなんだかなーと思う。

結局何も買わず店を後に。
再びクアドラ前を通ると楽器を持った緑の星を発見!Mocidadeじゃないか!!

聞けばこの日はVilaのフェイジョアーダで、今回招待されたのが彼らだったとか。

20レアルで入場。約750円。

丁度Mocidadeのバスが到着したばかりで、クアドラではVilaのシャツを着たメンバーが花道を作り、続々と入って来る彼らを“お迎え”していた。
Mocidadeと言えば“千夜一夜物語”をテーマにした今年のパレードで優勝。

魔法の絨毯に乗ったアラジン(人形)をドローンで飛ばして話題を呼んだ。

ショーの最後にはこのアラジンがVilaの広いクアドラを自由自在に飛び回り、カーテンで仕切られたステージ奥へすーっと消えて行くなど完璧なコントロールに感動!
個人的に好きな2008年のエンヘドも生で聴けて大満足だった。
今回特に印象に残ったのはMocidadeのメンバーがフェイジョアーダの列に並ぶ場面。

水色の建物の中で列を作る緑の集団。なんだか異様で面白い。

明らかに違うコミュニティー同士が一方のホームで空間を共有していることにおーこれがエスコーラの交流かーと勝手に解釈したり、“お迎え”のシーン同様に記録しとかないとなーと思ったり。
そして携帯を携帯していないことを悔やんだりした。

Padre Miguelに行く勇気はないけどまた見たいなぁ…

画像はカーニバルの時のアラジン
優しい目で見れば見えるハズ!

ktt 

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追記
MocidadeはPortelaと同率優勝らしいですね。訂正します。
確認を怠っていました。指摘してくれた方ありがとうございます。

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